セネガル日記_Diourbel,Touba_2日目

マガルトゥーバの禁止事項

 

 マガルという巡礼が開催されている時期のトゥーバは色々と規則が存在します。その規制一覧をムリッド集団に詳しい日本人の方から頂いたので一部を紹介したいと思います。マガルはイスラム教のイベントで、皆さんが想像するイスラム教のイメージであっていると思いますし、規則といえど他のイスラム圏の国よりもかなり緩いです。このイラストを見てください。禁止事項には、外での女性の服装は頭を出してはいけない、背中の出た服や足に切り込みが入ったドレスはNG、スポーツウェアは着てはダメ…など沢山ありますよね、中には説明書きがないので、何が禁止なのか想像を膨らませても分からない写真がありませんか?笑 私たちは特に女性が筋トレをしている写真は、その服がダメなのか、筋トレがダメなのか、女性のお尻を男性が見るのがダメなのかどれが正解なんだろうかと話し合いました笑 後々セネガル人に同じ写真を見せるとこれは服装かなと言っていました。それにしても細かく規則が提示されていますよね。モスクの中だけではなくトゥーバ全体の街で規制があることに本当に驚いています。今まで学校生活以外に服装を指定された事がないので、宗教によって人は集団認識をもてることを感じたし、そういう意識の人がこの場所に一斉に集まっている事は不思議です。トゥーバでの規則は昔はもっと緩かったそうですが、今のムリッド集団の中心人物らが厳しく守ことをよしとしている方が多いそうで、年々厳しくなっているそうです。ただ、安心して欲しいのがこれらの規則は外でのルールで、私家の中では基本どんな格好をしても何をしても大丈夫です!

10時半、朝食

 今日は9時に起床して、ゴロゴロしながら準備をして10時半に朝食が始まりました。それくらいの時間しかお腹が空かないので、朝食の時間が遅くて助かります。リビングルームの床に大きな御座を敷いて、その上にフランスパンとソース、フルーツ、カフェトゥーバ、ジュースなどが並んであり、それぞれのタイミングで食べ始めました。遠くにある食べ物は、近くの人に声をかけて取ってもらいます。セネガルでは机ではなく地べたに布を敷いて食べるのですが、マガルという特別な日の為なのか今日は特別な敷物がそして素敵なセッティングがされていました。明日のマガル当日はもっと豪華な事が期待されます!ワクワク

 食後は、水曜日9/6のセネガルの発表資料を作ったり、ルドーというスゴロクみたいなゲームを5人でしたり、16時にお昼ご飯のチェブヤップとチェブジェンを食べました。豪華な食事にフルーツにジュースに水に全てを用意してもらって、無料でこのご家庭に滞在させてもらっています。食べ物から全てが無料なことは、マガル期間の恒例のことだそうですが、こんなに大人数の人(私たちだけで7人で押しかけている)を迎えてくれるご家庭が本当に凄いと思います。この家に招待してくれたセネガルの友達に感謝です。

 食後のはリビングでテレビを見てダラダラしたり、シャワーを浴びたりしてあっという間にに深夜になり、22時にデザートの果肉がたっぷり入ったジュースを買い物に行きました。友達がモロッコスタイルで外出したのですが、布の長さが足りなかったみたいで歩くのに苦戦しており、また何分かおきに布がはだけるのでセネガル人のみんなが爆笑しながら布直しをしていました。これが本当に規則の厳しいイスラム圏だったら笑い事ではすみませんが、セネガルでよかったです。しかしマガルでは、女性は女性の格好を、男性は男性の格好をする必要があり、そうしていないとバレるとかなり重い罰が下されるそうです。

16時、昼食「チャブヤップ」

「チェブジェン」

 近所の無料で提供されているカフェトゥーバを飲みに行きました。行く途中で「シノワ(中国人だ)!」と沢山声をかけてられました。ここでは外人を1人も見ていません。本当に珍しいことなんだと思います。ちなみに、トゥーバの水は塩辛いため飲料水にはならず、毎年ダカールから飲み水を沢山持ってくるそうですが、確かにここのカフェトゥーバが塩辛さを感じました。23時半に涼しいからという理由で屋上の闇の中で夜ご飯を食べて、モロッコスタイルの写真をみんなで撮って遊んで、一息ついたら1時でした。私達の寝床はソファーとして屋上に運ばれているし、ここでねると朝露と蚊の心配があるし、いつになったら部屋に帰れるのかな〜。部屋に帰ろうとしたら、ベッドが運んでくれて2時にベッドにつくことができました。セネガル人はまだ起きています。そしてお祈りを定期的にしています。

明日はいよいよマガルトゥーバ!! 

23時半、夕食

ロッコスタイル