セネガル日記_Saint-Louis_Gandiol(ラング・ド・バルバリー国立公園へ)_3日目

<Gandiolのゲストハウスにて>

 朝起きると、昨日の夜も本当に素敵でしたが、私たちがどんなに素晴らしい場所にいるのか分かりました。目の前の窓からは穏やかな海が一面広がり、貸切のプライベートビーチがただあるのです。家全体に太陽の光が入ってきて、部屋の中を輝かせていました。これは絶対にビーチ行くしかないと思い、私は友達を誘い水着に着替えてビーチに行きました。海水は思っていた以上に冷たいかったですが、徐々に身体を慣らしていき泳ぎました。また、地面はサラサラの砂なので足の裏が痛くなることなく快適でしたし、少し浅い場所で寝転がりながら海水に浸かるもの最高でした!途中でセネガル人の友達があったかいお茶を持って来てくれて、それを美味しくいただきました。2時間ほどして、お腹が空いたなと家に戻っていき、お風呂に入った後にフレンチトーストを作っている友達と合流して朝食作りを手伝いました。それぞれにくつろぎながら、やりたいことをしてとても楽しかったです。休日のヴァカンスという気分になりました。このゲストハウスは友達の家を貸してもらう感じで、ネットにサイトが出ているわけではないのですが、交渉次第でとても安くなるそうです。気になる方は連絡ください。オーナーの方に繋がるか試してみます。

リビング

リビングから見える風景

本棚

渡り廊下

寝室

キッチン

家の外観

プライベートビーチ

朝食にフレンチトーストを作りました。

守り犬のボビー君


<Parc National de la Langue de BARBARIE>

 サンルイ州には2つ国立公園があるのですが、このラング・ド・バルバリー国立公園はその1つです。また、セネガルの6つの国立公園のひとつです。サン・ルイから南へ約20キロのGandiol地方に位置し、その大部分はラング・ド・バルバリー川に沿って、川の本土側の湿地帯まで広がっています。1976年に作られた2,000ヘクタールの脆弱な鳥類保護区であるラング・ド・バルバリー公園は、セネガル川と大西洋の間に、幅数百メートルからほぼ1キロメートルまでの約15キロメートルにわたって広がっています。また、浜辺側ではウミガメが産卵に使う砂があります。ここのエリアに行くためには船で1万cfa払いました。外国人であるため少し値段が高いですが、それでも友達のセネガル人が安くなるように交渉してくれました。対岸の島には沢山の鳥や蟹がいて、また、綺麗な貝殻も沢山落ちていました。人があまり踏み入れていない無人島は手付かずで綺麗で、言葉を失いました。

看板の前で

島に生息する鳥たち

蟹さん。普通の何倍も大きい蟹が浜辺に沢山いました。

巨大な貝殻が沢山浜辺に流れ着いています。

無人島。境界が見えず、世界の果てに来たみたいでした。

 

 

<UGB Vertの同窓会>

 Gandiol州のラング・ド・バルバリー国立公園に行った後にUGBに戻り、大学の近くのレストランで夕飯を友達からご馳走になった後、今年の夏に参加したUGB Vertの報告会に参加しました。そこで、馴染みのある人と沢山再開しました。前のスクリーンにサマーキャンプの写真が流れ、その部屋で各々が意見交換していました。飲み物と軽食が出て24時くらいまで話し合いました。そして、会議終了後に友達の部屋でアタヤ(セネガルのお茶)を飲みながら2時まで話し合いが行われました。

 

セネガル日記_Saint-Louis_サンルイの中心街へ観光_2日目

<朝食>

 学生寮に泊まると深夜まで話し合いが行われるので、どうしても朝が弱くなります。今日は朝9時に起きて沸かしたお湯と水を混ぜてシャワーを浴びて10時くらいに、男子寮に行って激甘コーヒーと辛いツナバンの朝食をいただきました。セネガルなど暑い地域では甘いものや辛いものを食べて代謝をよくしようとするらしいのですが、確かにこの国では私の体も激甘と辛いものを求めている気がしてそういったものを口にします。ただこの習慣が抜けきれずに、日本に帰ってからコーヒーに大量の砂糖を入れ、周りから引かれないか心配です笑 食後2,3時間くらい話した後に、友達の友達の営む大学内のレストランに行き「チェブ・ヤップ」というセネガル料理を食べて、いよいよサンルイの観光地に向かいました。

学生寮の様子

朝食

昼食

偶然キャンパスで出会った友達

 

<サンルイの中心街へ>

 サンルイといえば、(Faidherbe Bridge - Wikipedia)という島へ渡る橋が有名です。この橋はフランスのエッフェル塔の共同制作者の1人のEmile Nouguieが設計しているそうです。橋を渡る手前にはセネガル川(淡水と海水が混ざる汽水エリアです)に沿って素敵な公園があり、そこから見る橋はとても素敵です。

 橋は車でも歩いても渡ることができます。そして、島に到着すれば、セネガルではあまり目にしない住宅様式の街が広がっています。私たちはそこからシャレートという馬車に乗って1時間ほど島を観光しました。島のモスクや教会のこと、警察、学校、かつて植民地だった事を思わせる大砲のあと、島の唯一の病院、ここに済む住民は漁師が多いことなど素敵な街並みとともに説明していただきました。フランスには行ったことがありませんが、どことなくヨーロッパのような雰囲気の島でとても素敵でした。オシャレなバーやジャズクラブが沢山あったので、今度はこの島に泊まって訪れてみたいなと思いました。シャーレットの値段は5000cfa(1200円)でした。

Pont Faidherbe

馬車。これに乗って島を巡りました。

島の様子

<Gandiolへ>

 サンルイの島を巡った後は、Gandiolというサンルイの中心エリアから30分ほど南のエリアに移動し、そこのゲストハウスに泊まりに行きました。そのゲストハウスは本当に素敵で、セネガルで泊まったどこよりもリゾートを感じさせるものでした。3日目の記事に詳しいことを書きます。

 ゲストハウスに到着して、夜ご飯用の材料、夜更かしするためのお菓子や飲み物やフルーツを大量に買いに行って、早速夜ご飯を作り始めました。料理中に、コップに1人ずつ水を入れていきこぼした人がその水を飲むというゲームをしたり、飼い犬と遊んだり、ゲストルームを探検したり、シャワーを浴びたりしました。そして食後はカードゲームをして深夜まで遊びました。ここではセネガルの友達4人と、日本人3人で滞在したのですが、言語の壁で通じないことが多いですが、楽しい時間を共有することはできてよかったです。

夕食の材料を買ったブティックで昼食をいただきました。

夜ご飯

デザート

アタヤ

夜遅くまでトランプをしました

 

セネガル日記_Saint-Louis_UGB(ガストンベルジェ大学)_1日目

 11月27日から、今年の9月に開催されたジガンショール州のUGB主催のキャンプに一緒に参加して知り合った学生の招待で、サンルイの観光兼UGB大学を訪れことになりました。2ヶ月ぶりの再会とあって、とても盛り上がりましたし、セネガルの北部という首都ダカールから離れた場所で再会できたのもとても嬉しかったです。


〈Salam Transport 〉
 セネガルにはDemDikkに加えてとても快適な移動バスがあります。それはSalam Transport です(Acceuil | Salamtransports)。黄色の見た目が特徴的なバスで、Rond point SIPRES en face station(Google Maps)という大型バス会社のDemDikkとは違う場所にこじんまりとしたバス停があります。そこに、バス会社の指示の通り1時間前に集合して、受付をすませて後は発車するまで何か食べたりボーとして待ちます。そのため、正直受付もあっという間にに済ませる事ができますし、その後1時間待ちぼうけなのでもう少し遅めに行っても大丈夫だと思いました。バスには、ゆったりとしたシート、各席毎の充電コンセント(ただし接続タイプがUSBケーブルです)、フリーウォーター、音楽ビデオが流れているテレビ2台、日光遮断素材の窓がありとても快適です。また、接続のとても悪いWifiサービスもあります。しかし、バス内の荷物スペースが少ないので、リュックは必ずバスの荷台に預けないといけないが少し勝手が悪いです。座席は指定されておらず、早いもの順で好きな席に座ります。このバスのいい点は昼の13時に出発することです。朝が弱い私には嬉しかったです。バスは、一度ティエス州のガソリンスタンドで休憩を挟み19時頃にサンルイに到着しました。このバスはとても快適でした。

旅のおやつ

Salam Transportの待合場所

バスの内部。座席指定はありません。

<UGB(ガストンベルジェ大学)へ>
 バス停から3000cfa払い、UGB大学までやって来ました(夜間料金なので少し高いです)。UGB大学は約6万の学生が勉学に取り組むセネガルで2番目に大きい大学です。日本で1番生徒数がいる日本大学も全てのキャンパスを入れて7万人程度なので、同じ場所に全てのキャンパスがあるこの大学がいかに大きいか分かると思います。また、セネガルで1番大きいUCAD(ダカール大学)は1つのキャンパスに生徒数が10万いるそうです。規模が違いすぎて驚きますよね!とにかく、タクシーでUGBに到着してしばらくタクシーで大学内を移動して、やっと寮に到着するくらい大学が大きいのです。そして敷地内には、レストラン、ブティック、理髪店、沢山の屋台があり、そこに学生が集まり、まるで大学内が1つの街のようでした。学生はVillageAから(おそらく)VillageKまでの3~5階建ての寮の2~3人部屋に滞在しています。私はその中のVillageBの女子寮へ友達と滞在しました。水は一階しか出ないので、いつも下から水を汲んで持って上がらなければなりませんでしたが、素敵な建物で寮生活に憧れを抱きました。そもそも寮に勝手に家族や友人を泊めていいことに驚きましたが、普通に女性が男子寮を出入りできるし、男子も女子寮を出入りできる文化にも驚きました。夜中に女子寮の部屋で男子を含めた話し合いがあったり、それに教授も参加したりするのが普通です。イスラム教という宗教的な理由から、こんな感じでも18禁の男女の関係は決しておこならいそうですが、日本ではない不思議な感覚でした。


<大学の食堂へ>

 この大学では朝50cfa、昼100cfa、夜100cfaの1日250cfa、月に食費が7,500cfa(1,800円)で済むそうです。こんなに食費が安いなんて、ただただ驚くばかりです。学生は食堂の料理には飽きてしまうので、たまにレストランに行ったりするそうですが、基本は食堂を利用しているようです。大学に着いた当日は友達が食堂に連れて行ってくれました。そこで沢山の学生と共に牛肉と玉葱ソース、フリット、フランスパンを食べました。普通に美味しかったです!ただ、学生の数に対して食堂が小さいので食堂前には長蛇の列ができていて、その点は大変だなと思いました。

夕食100cfa

久しぶりに友達に会いました。

 

セネガル日記_Dakar_ホームスティ(セネガルの誕生日では「ベニエ」を作る)_1118

 11月18日はいつもお世話になっている学校の先生の娘さんが6歳の誕生日を迎えるということで、私は誕生日パーティーに招待していただきました。その子は、先生の家に行くたびに一緒に遊んでいた子供で、恥ずかしがり屋だけど仲良くなると積極的に私の名前を呼んでくれて、とにかく可愛くて愛着のある友達です!なので、誕生日のその日に「おめでとう」と言えて本当によかったです。この家はセネガルでは裕福な家の一つだと思うのですが、誕生日の主役の友達はまるでプリンセスのようでとても可愛かったです!

本日主役のお姫様

誕生日プレゼントの一つのパズル


 話は変わりますが、セネガルでは誕生日に「ベニエ」という揚げドーナツを作る習慣があるそうなのです。その日も昼食後に「ベニエ」をみんなで作りました。ここででは簡単に「ベニエ」の作り方を紹介しようと思います。

<材料(ベニエ200個分くらい)>

・小麦3kg

・ベーキングパウダー 60g
・卵 小麦1kgあたり1つなので”3つ”
・砂糖 1kgちょっと
・塩 少々
・牛乳 1kg
・水 3kg(この量を調整すると別の「ベニエ」になる。サーターアンダギーのようにしたけてば、水はこの分量で、フカフカの生地がいい場合は水を多めに入れる。)
・すり下ろしたココナッツ少々

・油2L

材料

<作り方>

①材料を混ぜる

②しばらく生地を置いて発酵させる

③形を整える

④揚げて、完成!

セネガル料理は基本油がとても多いのですが、この「ベニエ」も同じく油を大量に使います。またどの家もですが油で揚げた後にキッチンペーパーで油を落とすことはないため、生地に油が吸収されてしまいます。そのため、とても美味しいのですが、油が重たいため、あまり量を食べることはできません。これを除けばベニエはとても美味しい国民的おやつです。

 ところで、この料理のレシピはとても簡単ですし、日本に帰っても材料があるので作る事ができると思い嬉しくなりました。本当に美味しいし、セネガルといえばおやつに「ベニエ」は定番なので、帰国後に挑戦してみたいと思いました。

セネガル日記_職業見学_幼稚園(Ecole matemelle)_ピアノのレッスン2回目_1124

 子供たちに2回目のピアノレッスンをしました。前回は太陽光発電をしている幼稚園棟全域が停電していたため、電子ピアノを使えずにYouTubeからの音源とピアノの鍵盤を印刷したものを使い「ドレミファソラシド」について教えましたが、2回目のその日は無事にピアノが使えたので、子供たちに実際にドレミファソラシドを鍵盤を使って体感してもらいました。子供たちにとってピアノは新鮮なもので多くの興味を示してくれてそれだけ嬉しく感じました。

 教え方としては、まず鍵盤のどこが「ド」の場所かまず覚えてもらい、それができた子供には次に他の音がどの場所なのか伝えていきました。また、子供たちは文字が読めないので、印刷した鍵盤を色分けし、色を頼りに「ドレミファソラシド」の位置を覚えてもらえないか工夫しました。ただ、紙の鍵盤に色分けしたところで、実際のピアノは白と黒しかないため子供達は何処に何の音があるのか分かりづらそうにしていました。今のところ私が指で鍵盤の場所を指すと、その後にしたがって「きらきら星」をひける子供が少しずつ出てきたのですが、このまま何度も反復繰り返せば自分でひけるようになるのでしょうか。。。同時に8人の子供を教えるのは大変ですし、教え方をもっと考えないといけません。頑張ります!

授業で使っている紙の鍵盤です。他の子供がピアノを使っている時もこの紙の鍵盤を使って練習してくれることが理想ですが、、、なかなか上手くいきませんでした。

 

セネガル日記_職業見学_幼稚園(Ecole matemelle)_文字を書くための練習が始まりました_1117

 11/4~11/8までのセジュウの旅から戻ってきて、顔が日焼けで火傷のように水膨れができてしまったため、11月10日の授業はお休みさせていただきました(セネガル日記_日差しで火傷を負いました - Eno_Senegal_Diaryの日記)。そして1週間後の11月17日に久しぶりに子供達と会って、元気をもらいました。

 朝学校に行くと子供達が普段の歌に加えてクリスマスに向けた歌の練習をしていました。日本では聞いたことのないフランス語の歌でしたが、素敵なメロディーの曲でした。クラスや学校全体が段々とクリスマスムードになってきており素敵です。日本の学校ではクリスマスは休みでしたが、セネガルでは学校でお祝い行事を行うそうです。セネガルは95%ほどがイスラム教徒ですが、キリスト教のイベントの際も必ず休日になりますし、クリスマスなどのイベントは宗教関係なくお祝いするため、その部分は日本と似ているなと感じています。

 クラスではいよいよアルファベットを書くための下準備がテクストを使って始まりました。縦線や横線やカーブなどアルファベットに含まれる記号を、教室の黒板→自分の黒板→紙→テキストの順番で練習しています。何度も練習するうちに徐々に上手くなっていく子供たちを見るのは嬉しいですし、先生の子供たちへの教え方を見て勉強させてもらっています。

まずは黒板で練習して

神で練習して

最後にテキストで練習します!

 

セネガル日記_セネガルの通過"CFA"の高騰が止まりません

 セネガルに来て驚いたことは、アフリカだからといって物価は決して安くないし、私が想像していた何倍も円の価値が下がっていたことです。セネガルに来る前は、2019年のセネガル研修生のデータをもとに月に8万円あれば何も不自由なく生活できると思い、8万×12ヶ月=96万円の貯金があれば大丈夫と思っていましたが、実際に来てみれば、2019年度は20万cfaを4万円で引き出せていたのが、今年は20万cfaを5万円でしか引き落とせなくなっていました。また、食事から日用品まで全て値上がりしていました(フランスパンだけは国が値段を固定しているため値上がりはないそうです)。コロナ禍を挟んだ空白の期間があったとしても、わずか4年の間にこれほど物価が上がり、円の価値が下がっているとは思いませんでした。家の近くにスーパーがあるのですが、物価はあまり日本と変わりませんし、cfaに引き下ろすときは現在円とcfaのレートが悪く、その分損をするので、むしろ日本で生活するよりも物の値段が高い事が多いです。それに加えて、まだまだ円のレートは悪くなるばかりで、、、、、ただただ今は想定外のことで驚いています。

 私は元々トルコ研修生だったので、貯金は多めにしていましたが、それをして来なければセネガルでの生活は限られたものになっていたでしょう。現地の人の食堂、交通機関スマホの通信量、お土産類など安いものもありますが、私やセネガルに来たことがない方はアフリカの物価がこれほど高いことに本当に驚かれるでしょう。

セネガルに来た2023年4月は20万cfaを4万5千円ほどで引き落としていましたが、
12月の時点で5万2千円ほど引き落としにかかります。