セネガル日記_Diourbel,Touba_1日目

 

 こんにちは。マガルトゥーバというお祭りに参加するために地方のジュルベル州に行っていたため、更新が遅くなりました。首都のダカール州は電波が通りやすいしWifiも繋がるし本当に快適ですね。

 セネガルでは今年の9/4(月)にマガルトゥーバというイスラム教のムリッド集団の大きなお祭りがありました(毎年日付は変わる)。このお祭りでは毎年200-300万人もの人が西アフリカ最大のモスクがあるトゥーバに集まります。私、ルームメイト、そしてセネガル人の友達とで、そのお祭りに参加させて頂くために前週の土曜日ダカールを出発して2つ隣のジュルベル州へ向かいました。この人数の人が集まる訳ですから毎年マガルに向けての渋滞は相当なものだそうで、先週のの木曜日からダカールからの移動が始まっていたそう。*注:マガルトゥーバについては9/4(月)、3日目のブログに書こうと思います。今回のBlogはどれほど渋滞が酷かったか読んで下さい笑

トゥーバ

 5時半に起床、電車に乗って友達のセネガル人と7時に駅で待ち合わせして合流。しかし、乗り合いタクシーの「セットプラス」のドライバーが電話にでず、待てど待てど来ないというハプニングが起きました。ついに痺れを切らした友達とボンマルシェというバス停に電車で移動、セットプラスやバスを探す旅に出ました(9時)。セネガルの友達が「これがセネガルだ。これがセネガルだ」「時間が正確な日本が羨ましい」と言ってきましたが、実は私はセネガルのこの感じに慣れていたのと、セネガルの友達が沢山周りにいたため、あまり落ち込まなかったです笑 まあ、確かに日本はそんな事ないなと「マッサ(ウォロフ語で可愛いそうに。残念だったね。など励ます意味)」と友達を気遣う言葉はかけました。

 ボンマルシェに移動して最初出会ったセットプラスは一台150,000cfaでした。普通は7人乗りですが、9人乗りのワゴン車で、かなり乗り心地の良さそうな車でしたが、1人2万cfa以上も片道にかけるのは大変だということになり、私たちは諦めました。その後、友達が1時間くらい車を探して交渉してくれて1人14,500cfaでセットプラスを見つけてくれました。普段トゥーバまで3000cfaくらいだそうですが、この値段をみてマガルの時期がいかに渋滞が起こり目的地まで辿り着かないか、車が不足しているか、お分かりになっただろう。元々8時に出発予定が、最終的に9時40分出発!5時間くらいで着くと皆んなは言っていたけど、果たしてどうか⁈

 

 12時現在、高速道路でティエス付近を走っています。マガルの時期は道路が渋滞すると聞いていましたが、私の予想は外れ、道路はかなり空いています。。。嘘です。とても混雑してきました。先の方まで果てしなく車の列が出来ています。マガルは実質9/4(月)なのですが、人々の移動はその前の週の木曜日から始まるそうです。私達は土曜日の朝方に出発したので、まだマシだったのですが翌日の日曜日に来た友達は私たちよりもっと時間がかかったと言っていました。

 私は渋滞に巻き込まれながら、車窓から色々なものを目にしました。まず、マガルトゥーバへは全ての国の大使館の方や政府のお偉いさんが参加すると聞いたのですが、途中凄くゴツい車が三台サイレンを鳴らしながら車を縫って走っていきました。一台目に全て警備係が乗っていたので、もしかしたらその後ろの車に凄い方が乗っていたのかもしれません。また、渋滞すると出現する水やナッツを売りの人々も沢山いました。この人たちのお陰で渋滞に巻き込まれた時、喉が渇いたり、お腹がすいたりしないので、とてもありがたいと思っています。また、雨季前に来た時はセネガル全土が砂漠(干からびた)イメージでしたが、今の時期はどこを見ても青々しており景色の違いも感じましたし、警察官も沢山いたのも印象的でした。マガルの時期は事故が多いため、交通を取り締まっているそうです。

 トゥーバの中心に近づくほど渋滞していて、全く道が動かなくなりました。すると突然、ドライバーさんが道路横の土道をそれて運転を始めました。本車線の全く動かない車の列を見ながら運転者さんナイスという気持ちが強くなった。この事もあって、渋滞が予想されるエリアへはバスで行くよりもセットプラスなど小型の車で行く事を強くお勧めします。というのも、大型車はまともな道路しか走れないためです。クーラーがある大型車ならまだ耐えられるかもしれませんが、そうじゃない大型車で動かなくなり風が入らなくなると本当に地獄です。全く動かない道路にいるよりも小型車に乗って脇道を走った方が賢いと思います。マガルトゥーバの時期はどの交通機関も高いのですが、バスは10,000cfaくらいで、乗合タクシーのセットプラス10,000-15,000cfa(今回私たちが利用したもの)、普通の4人乗りタクシーだと1人20,000cfaなのですが、小回りのきく小型車をお勧めしたいと感じました。またこれはほとんどの車に当てはまることで、私からのアドバイスですが、冷房が着いていない車がほとんどで止まっている時間は暑いので、セネガルへはうちわか持ち運び扇風機を手元に持っていた方がいいです!!

 18時半にやっと着きました!なんと9時間!普段3時間以内に着く場所にその3倍も時間をかけるなんて笑 しかも昨日の雨の影響で道が制限されていて、トゥーバ内に入ってからが長かった…!そして、この旅で砂や排気ガスを浴びすぎて身体が砂だらけになりました。一見すると汚れていないのですが、ティッシュで身体を擦るとティッシュが茶色くなるし垢が大量に出現する。日本で山に登って大量の汗をかいた時もこんなに気にした事なかったのに、この国は一体どうなっているんだ笑 もちろん私はヘトヘトだったけど、一番にここまで休みなく運転してくれた運転手の方は凄いと思う。自分は3時間の連続運転が限度だから、9時間も運転に集中されて、感動しました。ありがとうございます。

渋滞の様子

トゥーバの浸水の様子

 

19時半、昼ごはんのチャブギナール

 19時半にご飯を頂いてライス料理だったからもしかして…と思ったら思った通り「昼ご飯」でした(セネガル人は昼しかご飯を食べない家庭が多い)。夜ご飯まで長そうだな。。お風呂に入ったあと、カフェトゥーバを飲んだり、ルドーというゲームをルームメイトとしたり、ダラダラ話したりしたあと24時に夜ご飯を食べました。22時半にお腹空いていないかご家族の方が聞いてくれた時にお腹いっぱいだから23時にお願いしますと言われたのですが何故か24時になっていました!これもセネガルタイムです。ご飯を食べながら話をして、食べ終わってからも「ダカールにいる友達がマガルに水が行っているため、ダカールが断水しているという話をしていて、水も人も一緒にマガルに移動するんだ」などと笑い話をして過ごしました。ところで、セネガル人は一体いつに寝るんでしょうか。今は1時半です。私は寝ます。お休みなさい。

カフェトゥーバ

Rudo 日本のスゴロクみたいな遊び

 

 電気を消したのに最後の締めだってチェレを持ってきてくれました。えっ、さっき食べたばっかりなのにいまから?vitalaitというセネガルで古くからある牛乳をチェレにかけて数口頂きました。セネガル人は最後のしめに食べることがあるそうですが、本当にお腹がいっぱいです。そしてなんてクレイジーなんだ笑 その時間まで起きて食事を準備してくれてゲストに食べさせてあげよう思ってくれるおもてなし精神と、しかも少しではなく大皿に持って出してくれるのがセネガル人のいいところだなと感じました。今度こそ本当にお休みなさい。

24時、夜ご飯のスパゲティ

就寝後のチェレ 笑