セネガル日記_Thies,Thies_2日目(後半)

 お昼にチェブジェンを作りながら、もう一つしている作業がありました。それはセネガルのローカルジュース、バオバブの実で作られた「ブイジュース」を作ることです(以前記事を書いたので良ければ見てみてください)。しかし、前に作り方を教えて下さったセネガル人とは作り方が違っていました。前回はバオバブの乾燥した実を煮詰めたのですが、今回は乾燥した実をそのまま水につけておくだけでした。「私が火を使わないの?」と聞くと、「ブイジュースは火を使わないものだよ。」と言われました。また途中で加えたものにも少し違いがあって、前回は砂糖とオレンジエッセンスだけでしたが、今回はこれに加えて牛乳とパイナップルエッセンスとバニラシュガーを入れました、どちらが正式なのか、家庭によって作り方が違うのか、どちらにせよ火にかけるのとかけないのではかなり大きな違いなので、このジュースの作り方は他に何人かの人に聞いてみる必要があると感じました。

ブイジュースの隠し味、パイナップルエッセンス

 お昼を、ホームステイさせてもらっているご家族の誰よりも食べたので、動けなくなっていると友達が「今からVillage Artisanalに行くよ」と声をかけてくれて、重たい腰をあげました。「Village?今からどこかの村に行くのかな、今日は夜ご飯そこで食べるのかな?」と思い案内されるがままについていくと、そこはセネガルの工芸品が売っている家が並んでいる場所でした。セネガルの伝統楽器「サバール(太鼓)」、カバン、ネックレス、ブレスレット、指輪、内輪、アクセサリーなどなど、沢山の工芸品がありました。どのお店も似たようなものを販売しているのですが、一軒一軒見応えがありましたし、帰国する前にこれは欲しいなというものがいくつかできました。帰りに邪気を吸い取ってくれるという貝殻のブレスレットを、友達が突然プレゼントしてくれました。本当に突然で、、、とにかく感謝しかありません。

Village Artisanal

邪気を吸い取って、悪いものから守ってくれるお守り

 

 

地元のアイスクリーム屋さん

 

 その後、19時くらいにアイスクリームを食べに行きました。ダカールのアイスクリーム屋さんはコーンにアイス1つ入れてもらって、1500cfa(360円)ですが、ここのアイスクリーム屋さんは700cfa(170円)。どちらも同じクオリティーなので、地元のアイスクリームさんっていいなと感じました。セネガルのアイスクリーム屋さんはコーンがどのお店も美味しいので、コーンで注文して、案の定お腹がいっぱいになり、帰りに「どうか今日も夜ご飯が遅い時間でありますように」と何度も祈りました。そして帰宅後に体力が限界を迎えて爆睡、「夜ご飯だよ」と起こしてもらい寝ぼけながら時計を見ると22時でした。この日ほど夕食が遅くてよかったと思った日はありません。寝ぼけながら食事を食べるところまで移動し、ここのご家族に挨拶をして(ご家族と食事が取りたいか聞かれて、「はい」と答えたため)、スプーン持ってセネガルの夜ご飯の定番メニューの1つ「クスクス」を食べました。「クスクス」はモロッコ発祥で、モロッコではセネガルの「チャブジェン」のような一番基本的な料理とされているようです。寝ぼけているのと、お腹がすでに一杯なのとでゆっくり食べていたので、お昼に引き続き一番最後まで食事場所に残りました(セネガルでは食べ終わった人から席を離れる習慣がある)笑 そして食後に、お昼に作った「ブイジュース」をいただきました。パイナップルの香りがほのかにして美味しかったです。このジュースのおかげで目が覚めて、少し活動して眠りにつきました。

「クスクス」牛肉と玉ねぎソースを添えて

「ブイジュース」