セネガル日記_セネガルの民族楽器「サバール」

 

セネガルの民族楽器「サバール」

 

 8月20日、ルームメイトがセネガルの民族楽器「サバール」のワークショップに誘ってくれたので、行ってきました。場所はMalika Beachというダカールの北にあるビーチの中のレストランで、美味しいチェブジェン(セネガル料理)とサバールの演奏を楽しませていただきました。

 サバールはくり抜いた木に皮を張った太鼓で、大小様々な形のものがありました。そして日本の和太鼓はばちで音を鳴らしますが、サバールは手とスティックで演奏していました。バランスを取るのが難しそうだなと感じます。サバールは命名式や結婚式などお祝い事の時、漁師の祈りの時、病気を直したい時などに演奏され、音のリズムに意味があるそうです。

 サバールはとても不思議なリズムで、私は彼らがジャズのように自由に音を奏でているのかと思っていましたが、実はリズムに1つ1つ意味があって演奏しているそうです。私は音楽をリズムやメロディで楽しんできたので、それ以前にリズムを通して何か(誰か)に言葉を伝えているという事実に驚きました。サバールの演奏を楽しんでいると徐々に人が輪になって集まってきました。そして、その輪の真ん中で踊りができる男女が飛び入りのアドリブで1人ずつ踊りを披露しては抜けていってを繰り返していました。そのダンスもサバールの音と同様独特で生まれて初めて見るものでしたが、とてもエネルギーがあって見ていて楽しかったです。サバールはセネガルにしかない民族楽器だそうです。今日1日、本当にセネガルを感じることができました。とても貴重な体験がです。ありがとうございました。

お昼ご飯のチャブジェン