セネガル日記_海岸でゴミ拾い_0926

 以前リンゲールを訪れた時にもセネガルのゴミ問題について少し触れましたが(セネガル日記_Louga, Linguere_4日目 - Eno_Senegal_Diaryの日記)、今回は私と同じ日本の研修生でセネガルのゴミ問題と自分の活動を繋げて活動しているAさんに誘われて、海岸のゴミ拾いに一緒に行きました。Aさんは障害者スポーツという分野で活動しており、ボッチャボールを本来なら捨てられる革靴の生地と靴の踵の部品とプラスチックの袋で作り、そのボールを使い大会を開こうとしています。その材料集めとして、ゴミを拾いに行くことを決めたそうです。

 セネガルではペットボトルの水の他に、ビニールに入った250mlほどの水がよく売られています。お祭りの時に無料で配られたり、水売りの人が氷の入ったバケツに入れて歩きながら売っていたり、とにかくよく見かける水になっています。セネガル人はペットボトルに入った水は一度飲んだ後に、ローカルジュースを作った後に入れるようにと回収するのですが、袋水は使い道がないため必ずポイ捨てするのです。そのため、セネガル人がよく集まるような海岸、お祭り、観光地にはこの袋水のゴミが山のようにできるのです。

 今回はゲジャワイの海岸に行きました。私たちが一歩進む間に10袋位は集まりました。キリがないので日が沈むまだの1時間半ほどして切り上げましたが、面白いくらい集まりました。現地の人たちはほとんど無関心でしたが、外国人が何をしているのかと好奇な目で見る人もいました。1番驚いたのは子供たちが遊び感覚でゴミ拾いを手伝ってくれたことです。このことから、「1番純粋な子供たちに環境について教えていく大人がいればいいのに」と思いました。私は今偶然ですが学校と関わる環境にあります。そして、今見学させていただいている学校は子供たちに新しいことをさせてあげようとする学校です。環境についても取り入れる器がある学校なのではないかと思います。今Blogを書きながら、この問題について自分の活動外ですが、今活動させてもらっているセネガルの土地に恩返しするためにも一度考えて見たいと思いました。

海岸はセネガル人の心の拠り所

その場所はゴミで埋め尽くされています

よくポイ捨てされる袋の水

ゴミ拾いに誘ってくれた友達