セネガル日記_Louga, Linguere_4日目

 6月27日、最終日。今日ダカールに帰ります。

 朝は安定のフランスパン、フルーツ、ヨーグルトを頂きました。そしてJICAの方が仕事へ行かれた後に、泊めて頂いた方のご自宅を全員で掃除しました。キッチン、廊下、洗面所など

、大きな家なので色々な部分を手分けして行いました。そして最後にゴミを庭で燃やしました。この家で1番驚いたのはゴミを庭で燃やされていたことです。セネガルのゴミ問題を意識され、おそらくセネガル人はしていないゴミを燃やす行為を自宅でされているそうです。

 リンゲールに限らずセネガル全体でゴミの問題は深刻だと思います。というのも、セネガルには「アフリカ最大級のごみマウンテン」があり、東京ディズニーランド2つ分の敷地に50年間もごみが放置されている事実と(クレイジージャーニー「一緒にやろうSDGsの日」放送より)、日頃生活していて食べたものや必要なくなったものがポイ捨てされているのはよく見られる光景あることと、ゴミの分別が全くなく多くの人がプラスチックを大量消費する生活をしているためです。例えば今回のリンゲール旅行でも、その現状に直面しました。下の写真を見てください。これはリンゲールの2日目の気象台を観に行く時に道中でみた光景です。必要なくなった物が自然の中にばら撒かれており、それを動物たちが漁っているのが分かります。少し街から離れるだけで、自然がゴミ捨て場に変わってしまうようです。

ゴミがそのまま捨てられている

 話は変わりますが、帰りもまたベニエというサーターアンダギーのような揚げ菓子を買ってDem Dikkに乗りました。出発は11時45分でしたがリンゲールにバスが来たのは12時25分。リンゲール発のバスじゃないためかなり遅れてきました。リンゲール発のバスは20,30分遅れてくるのが普通だからと言われていたためあまり不安にならずに待つ事ができましたが、そうじゃなかったら時刻表が間違っていたのではないかとずっと不安に思っていたでしょう。帰りもお昼休憩やトイレ休憩を挟みながら快適なバスの旅でダカールまで戻りました。しかし、普通は5時間で着くところが、ダカールに入ってから渋滞に巻き込まれたり、セネガル人の乗客が各々好きなところでバスを止めて下車していたため、6時間半くらいかかりました。ダカールの渋滞には日頃から迷惑していますが、もうすぐ家だと思ってから中々辿りつかないので疲れました。ですが一方で、ダカールのうるさいくらいに明るい街に排気ガスの匂いを嗅いで、遠い遠いリンゲールからここに戻ってきたんだな少しホッとしました。

 ダカールに着くと、すぐリンゲールと比べてた沢山の愚痴が出てきてしまいましたが、それはリンゲールでの生活が素晴らしかったためです。リンゲールに来て初めて想像していたアフリカの光景が見れた気がします。長く滞在するとまた違った見方になるのかもしれませんが、4日間の体験は本当に素晴らしいものでした。ありがとうございました。リンゲールが大好きです!