セネガル日記_職業見学_幼稚園(Ecole matemelle, Moyenne section)_1027

 幼稚園の真ん中の学年、Moyenne section(4歳)の授業を見学した。先週に見学したGrande section(5歳)の子供たちと同じスケジュールで、まず、全てのクラスが校庭に集まり、先生のサバール(太鼓)のリズムを聴きながらウォロフ語の歌を習うことから始まった。「セネガルの教育制度はフランスのテキストが使われているため、セネガル人の文化的背景にあっていないから改革するべきだ」とあるセネガル人が言っていたが、音楽の授業ではピアノではなくサバール(太鼓)、フランス語ではなくウォロフ語を使用しており、セネガルらしさがしっかりと残っていた。日本では日本語で教育はしているが、幼児教育の場で歌を歌う時に、琴や尺八など日本の伝統楽器は使わないので、とても素敵だと感じた。また、スマホやテープから音楽を流さずに、自分たちの声で歌い、子供たちに教えているのも素敵だと思った。

 歌が終わると体をかいて、部位の名前をフランス語で覚える「デッサン」の授業があった。5歳児よりもデッサンするのに苦戦していたが、3歳の時の絵を見せてもらうと徐々にうまく描けるようになってきていることが分かった。また、5歳児の時はほぼフランス語で会話が成立していたが、このクラスではウォロフ語で先生が解説を加える場面が多くあった。徐々にウォロフ語とフランス語の使い分けが上手くなっていく様子がわかり、言語に慣れていく過程が見れた。

デッサンの授業の様子

今日の昼ごはんは「プチポワ」という豆でした