セネガル日記_ダカール観光_ピンク色の湖、Lac Rose

 2023年5月11日、1日タクシーを貸し切って(朝の9時から夜の10時まで)、私を含めて4人でダカール観光した時の様子を紹介します。担当してくれたタクシードライバーさんは、Heetch というタクシーアプリで偶然出会った方で、日本に友達がいて英語が話せる方だったため仲良くなり、今回の旅をお願いすることにしました。

観光場所4つ

①Lac Rose (ラック ローズ)

 9時に待ち合わせをして、初めに向かったのが今日の1番の目玉のLac Rose。ダカールの中心から車で1時間ほどのダカール州の外れにある湖です。この湖は、かつてのパリダカールレースの終着点の湖で、ピンク色をしている事(名前もそのままフランス語でローズ色の湖、英語でPInk Lakeという)と塩分濃度が死海よりも高い事で有名です。セネガルの観光名所として見事に真っピンクに色がついたこの湖の写真がネットを調べると沢山出て来ますが、残念なことに、2年前の大豪雨以降ピンク色になかなかならないそうです。ここでも地球温暖化の影響が出ているのかもしれません。
 Lac Roseにはアクティビティが3つあります。1つ目は小さなボートに乗って湖を旅するアクティビティ、2つ目は湖のすぐ近くに小さな砂漠がありそこでラクダに乗るアクティビティ、3つ目はサファリでよく見るオープンカーやバギーに乗って砂漠や大西洋をドライブするアクティビティです。この3つの中で、私たちは2つ体験しました。まず、せっかくLac Roseに来たのだから湖を体感したいと思い、1人2000cfa(480円)を払い、小さなボートに乗りました。色はピンクではなく緑色でしたが、ボートが安定して浮いていたため塩分濃度が高い湖なんだろうなと感じることができて楽しかったです。また、ボートの上から足をつけたりして水の感触を楽しみました(泳ぐ場合は、有料のシャワーはあるのですが、シャワーが設備されているホテルに泊まった方がいいのかもしれません)。ボートには私たちの他に、お土産を売りの人も乗ってお土産も沢山見せてくれました。今までダカールでいいカモにされてお金を多く支払っていた私は、ここのお土産の値段がとても安くて、びっくりしました。本当に良心的でした!その日は日差しが強かったので、私たちは船乗りさんのアドバイスに従って30分の船旅を楽しんだ後に引き返してもらいました。その後、船着場のすぐ隣のピンクレイクがを眺めながら食事ができるレストランで昼食を食べ、続いてオープンカーに乗って絶叫アクティビティを体験しました。1台を1時間、ドライバーさん2人を入れて、20000cfa(4800円)で借りました。ラックローズを出発し、小さな砂漠を超えて、大西洋の海岸を走るコースです!!ほんの1時間ですが、湖、砂漠、海と様々な景色が見れます。また、シートベルトが無い中で凸凹な道を猛スピードで走るものですから、椅子から身体が浮いて絶叫系の乗り物が好きな方は最高だと思います。途中椅子から滑り落ちたりハプニングはありましたが、何とか車からは振り落とされずみんな無事でした笑 私たちは運転してもらうコースでしたが、個人で運転するタイプのバギーもあります。私たちがオープンカーを体験している時も、これに乗って競争している団体がいて、パリダカールレースの名残があるなと感じました。バギーは免許無しで乗れるそうなので、来る機会があれば、これを試してみたいと思いました。

 Lac Roseは今はなかなかピンク色にならないそうですが、それを抜きにしても楽しいアクティビティが体験できる場所だと思います!

Lac Rose

この車で砂漠と大西洋の海岸を駆け抜けました

パリダカールレースを思い起こさせる




②Le Village des Tortues

 次に訪れたのは、Lac Roseから車で30分ほどのところにある、陸亀の動物園です。この施設では孵化したばかり小さな陸亀から、大人の陸亀まで、沢山の陸亀を見ることができます。亀が好きな私は沢山亀が見れて嬉しかったです。入場料は1人3500cfa(700円)と割高ですが、この施設は陸亀を育てたあと自然に返すなど保護活動に力を入れている場所であるため納得できました。この施設は、亀の糞が肥料となっているそうで、ダカールの中では珍しく緑が豊かな場所でした!今思いだしたのですが、緑豊かな園内を歩いている時にセネガル人が「中国人は何でも食べるけど、亀も食べるんだよね。僕には信じられない。」と話題を振ってきたので、私たちが「日本人も亀を食べるよ。スッポンって言って美味しいんだよ。」と伝えると、「え?」という顔をされ、話が終わりました笑 一つの思い出です。

 Le Village des Tortuesにはとても立派なバオバブがあります。今7月ですが、それまでに見たバオバブの中で一番大きかったです。亀の糞の肥料がこの木に合っていたからでしょうか、理由はわかりませんが、この場所のバオバブには会いに行ってみる価値があると思います!

陸亀さん

園内にあるバオバブ

③都会にある巨大なバオバブ

 この場所はタクシーの人にダカールで一番有名なバオバブはどこにあるの?と聞いて教えてもらった場所です。私たちは、Le Village des Tortuesからダカールの都会(プラトー)に戻ってきました。そのバオバブは、Palais présidentielの側の道路を海岸に向けて降りていき、PL35通りの真ん中にあります。腕を両手いっぱいに伸ばしても端と端に届かないほど幹が太い木でした。Le Village des Tortuesで見たバオバブは空高く伸びていましたが、このバオバブは低くどっしりとしたもので、また違った風貌があり一目で好きになりました。都会のバオバブは工事で邪魔になれば、切り倒されるそうですが、このバオバブは切り倒さないでおいた理由があるのかもしれません。少し窮屈そうにしながら、このバオバブは都会の真ん中にいます。

ダカールバオバブの名所らしい

④ Pointe des Almadies
 最後はダカールから夕日をお届けします。プラトーからアルマジまで移動しました。この夕日が沈む前は仕事終わりの方で渋滞が起こるので、夕日が沈まないか少し心配していましたが、無事に日の入り前に到着!!セネガルは、アフリカの最西端にある国なので、日が沈むのが遅くて、この日は19時20分くらいに沈みました。この旅の最後の締めくくりは、夕日を眺めながらご飯でした。

ダカールから夕日をお届け

 これだけ満喫してタクシー代が1日5万cfa(1万2千円)4人で行ったから1人3000円で色々体験出来ました。タクシードライバーの方は写真も沢山とって下さるし、ダカールの地元の人しか知らない場所に連れて行って下さるし、ガソリン代、高速道路代、食事代、クーラー代全て含めてこの値段です。そして何と言っても英語が通じる安心感がありました。とても良い人に出会えてよかったです。