セネガル日記_SEDHIOU_1日目、ホームステイ先へ_1104

地図の下のエリアにセジュウがあります!

 SEDIOU(セジュウ)はガンビアを挟んだセネガルの南側にある州で、カザマンス地方(ジガンショール州、セジュウ州、コルダ州)に位置する1つの州です。この州のKoussi出身の友達がいたので、その方のご家族の家にお邪魔することになりました。今回はDakarから完全に1人でカザマンス地方へ向かう必要があってドキドキの旅でした。その様子をこのBlogには書こうと思います。

 まずそのKoussi出身の友達ですが、私たちは、日本人学生が3人とセネガル人学生が5人住んでいるダカールの寮で仲良くなりました。この友達はUCADという大学(日本の東大のような場所)で勉強するためにこの寮に入っており本来でしたら今頃大学の勉強で忙しかったと思うのですが、今年は来年の大統領選挙を前にして現政権に不満を持つ過激派がmanifestationを起こしており、この大学は格好のターゲットになりやすく大学側が講義の開始を認めていないため、実家に帰っています。この友達以外に、フランスへ留学へ行けた一部の学生を除きUCADの学生の多くは勉強ができずに今何をしていいのか分からず宙ぶらりんにされています。私はその友達が実家に帰ると聞いていたので、その友達がいるなら言語の面で安心だと思い、カザマンス地方に行きたい(全ての州に行きたい)という思いを伝えてホームスティさせて頂くことが決まりました。この地域は英語もフランス語も殆ど通じず、現地語を話さないと危ないと聞いていたので、本当にラッキーだと友達に感謝しながら、私は旅に出ました。

 セジュウ行きの片道9,000cfa(2,200円)のDemDikk(大型バス「デムディック」)の往復予約を事前にして、Liberté 5のバス停から「いざ出発!」と思ったら、なんと2時間も遅れました。今までダカール発のDemDikkは遅れたことがなかったため、本当に驚いてしまいました!かなり待ちぼうけをしましたが、その間に隣で待っていた女性から話をして、DemDikkの新しい情報を知ることができました。DemDikkの色は現政権の党のカラーだそうです。今はマキサル氏の党カラーのクリーム色と小豆色ですが、その前はワッド前大統領の党カラーの青だったそうです。こうなると次はもしかしたらソンコ氏の党カラーの赤と緑になるかもしれません。このバスはフランス系だからmanifestationやデモの時に標的になりやすいと聞いていたのですが、確かに現政権に不満を持つ集団からの恰好の標的になりやすいわけです。次にセネガルを訪れた際に色が変わっているかもしれないと思うと不思議です。

 しばらくしてやっとバスがきて出発しました。このセジュウ行きのバスは3回休憩があります。Kaolack(カオラック)とガンビア国境(2回)です。カオラックのガソリンスタンドでは綺麗なトイレ、セネガル版ケンタッキーのジョロフチキン、スーパーなどがあり朝食・昼食を済ませることができます。そして、ガンビア国境ではトイレは汚いですが警察の人に言えば貸してくださいますし、お腹が空いたり、喉が乾いたら警察署の外で売っている人が沢山いるので簡単に購入できます。しかもcfaで!! DemDikkはクーラーもありとても快適ですし、中央の肘掛けの下にはスマホが充電できるスペースもあります(ただし、おそらく接続可能なケーブルはUSB TypeA(2.0)です)。

 この移動の1番の山場はガンビアの国境を通過するときだと思います。行きがけだと、まずセネガル側の警察署の前で下されパスポートチェックをされます。それが終わると、次は自分で歩いて国境を超えてガンビアの警察署まで行きます。外国人は違う場所に行くように指示されますが、ガンビアでは英語が通じるので一安心です。審査を受けて1,000cfa払えば終わりです。そして、警察署から離れた場所にいるバスまで歩いていけば一安心です。バスに置いて行かれたと心配になるかもしれませんが必ずガンビア警察署の先にバスはいますので、安心してください!とはいうものの、これが2回目じゃなかったら私は相当ビビっていたと思います。ガンビアの国境では初回は5,000cfa払う必要がありますが、2回目以降は1,000cfaで大丈夫です。ガンビアに入国する時と、出国する時の2回で2,000cfa払う必要があります。セジュウからダカールに帰る際も2回2,000cfaを払う必要があります。しかし、たまに「君可愛いから払わなくていいよ」と無料で通してくれる警察官がいることも判明しました!なんということでしょうか!!ラッキーですが笑笑

バスのカラーは政権のカラー