セネガル日記_Ziguinchor,île de CARABANE _10日間の環境キャンプ中の活動(前半)

 環境キャンプでの活動は主に6つありました。

 まず、島に着いた日の翌日の夕方に島民への挨拶まわりと島の歴史について教えてもらうアクティビティがありました。この島は島の端から端まで船で30分ほどするほどの島で、大きく4つに分けられており、その部分の1つで私たちは活動していました。そして、このアクティビティでは、そのエリアの教会、ブティック、病院、警察、民芸民が売られているお店などの紹介をしていただきました。途中で島で1番偉い方への挨拶なども行きました。前日が19時間の移動と相当ハードだったので翌日のアクティビティは楽で、楽しいものでした。

 3日目からはマングローブを植えるグループと、小学校で環境を教えるグループの2つに分かれました。私はマングローブを植えるグループとして、マングローブの種を拾いにいって数を数えたり、実際に潮が引いている時にマングローブの種を干潟に植えたりしました。島の宿泊施設からマングローブが群生しているエリアまで徒歩で30分ほどで、そのエリアにこの10日間でキャンプに参加した55人と村の子供達で、約43,200本のマングローブの種を植えました。マングローブを植えることで、魚の住処を作ること、地球温暖化の対策となっているそうです。それにしても、キャンプ中は日々マングローブと関わる機会が多かったので、マングローブの種がどれが良くてどれが悪いのか、マングローブの種をどう植えるのが良いのかなど何となく分かるようになりました。ただ、このアクティビティで問題だったのが、干潟の泥の中に貝殻が沢山隠れていて、運悪く貝殻の尖っている部分に足を乗せると足が切れてしまうことです。私もセネガル人もこれで足を怪我している人が沢山いました。

 一方小学校のグループでは、村の子供達に環境について教えていました。キャンプに参加していた方がオリジナルで環境の歌を作りそれを子供達と歌ったり、キャンプの後半に授業が理解しているか個別に学生と話し合ったり、最後に授業に参加した賞状とちょっとした景品を子供達にプレゼントしたりしていました。個人的に興味深かったのが、子供たちの集中がきれないようにしていた定期的な声かけが可愛かったのと、子供たちが手をあげるときにする人差し指をあげる仕草です。日本にもある光景ですが、違いが感じられて面白かったです。子供たちと仲良くなることで、島を歩いていても子供達に声をかけてもらったりして島のコミュニティの一部になれた感覚になってとても嬉しかったです。

 本当はマングローブのグループはずっとマングローブの活動に参加する必要があるのですが、私ともう1人の日本人の学生が腕が真っ赤になり発疹が出るほどの日焼けをしてしまったのと、足の裏を貝殻で怪我してしまったことで環境キャンプのチーフから1,2日マングローブへ行くことを禁止されたので学校を見学することができました。この2つのアクティビティの様子を観察できたのはとても良い経験だったと思います。後半に続く。