セネガル日記_KOLDA_4日目(前半)_1107

セネガルは命の誕生を目にすることが多い>

 朝は7時半頃に起きて、チョコレートソースを挟んだフランスパンとカフェオレを頂いて庭でゆっくりしました。セネガルでは家畜を家に飼っている家庭が多いのですが、ここでも山羊、羊、鶏が自由に庭を歩いていました。自由に生活している動物たちは表情がとてもあり、思わず見惚れてしまいます笑 その日の朝は昨日の夕方に生まれた双子の子山羊がとても活発で子供達に抱っこされて可愛がられたり、子供達の遊び相手になっていました。そして、その様子を少し近くから心配そうに眺めて、たまに鳴いて人間の子供達に何かを伝えようとするお母さん山羊に共感しながら、面白く様子を観察していました。私が子山羊を抱っこさせてもらった時も、あまりにも子山羊が鳴くものですから、お母さん山羊が駆けつけてきました。お母さん、心配をかけてごめんなさい笑 セネガルではここが初めてではなく、生まれたばかりの赤ちゃんを見る機会が多いです。日本では一人っ子で親戚も少ない私には、このとても神聖な光景を見慣れていなかったので、いつもいつも感動してしまいます。日本も昔は家で動物を飼っていて、沢山の子供が生まれていたと思います。自分がここと同じ生活を日本でできるかと聞かれると難しいですが、日本も昔はよかったという人の気持ちが少し分かった気がします。

昨日生まれたばかりの子山羊

子山羊のお母さん

我が物顔で庭を歩く羊たち

朝食後に庭でとれたバナナを頂きました。

 

<Moussa Moloの木>

 コルダといえば、「Moussa Moloの大木」というコルダの中心にある巨大な木が有名です(Moussa Molo Baldé, Roi du Fouladou: Allié de la France, il va réussir à conquérir et à conserver le pouvoir au détriment de son frère et de son oncle | GMT Pile à l'heure)。この木はフィルドゥ王国(コルダの周辺の地域)の創設者の息子のMoussa Moloの名前がつけられています。彼は王位継承者争いの際にこの木の周りを3周したと言われており、とてもコルダの歴史の大切な一部です。今ではこの木の周りは道ができ、街のロンポワンになっていますが、ここの住民はこの木をとても大切なものとして扱っています。そしてまたこの木は、子供ができない女性が木の周りを3周すると子供ができると言われているそうです。ちなみに、この木から真っ直ぐ道路を進んだ先にあるコルダの軍事機関にもMoussa Moloという名前が、そしてKoldaの高校にはMoussa Moloのお父さんのAlpha Moloの名前がつけられています。

Moussa Moloの大木

 

<お昼ご飯>

 Moussa Moloの大木を見た後は、友達の同級生の家にお邪魔させてもらい「セボン」という料理を食べました。ふっくらとした魚、酸味のある玉ねぎの炒めソース、ビサップ葉のソース、この組み合わせが最高に美味しかったです!今まで食べたセネガル料理の中で3本の指に入ることは間違いありません。見た目も味も絶品でした。この同級生の家は庭の真ん中に木があり庭は木陰が多く涼しいですし、外壁の内側に黒板を設置するなどとても勉強がしやすい環境だと感じました。そして、休憩させてもらったベッドはキングベッドサイズでとても寝心地が良かったです。これはセネガルあるあるなのかもしれませんが、みなさんクイーンベッドかキングベッドを使われます。そして、その上で1人で寝る家庭もあれば2,3人で寝る家庭もあります。ですので、セネガル人の家に宿泊にきた際はベッドを貸してくれることが多いので、とても広々としたベッドで休むことができるのです!ありがたいことに、本当に快適です。

絶品だったセボン

 

<コルダの家族のもとを出発する>

 友達の同級生のもとを帰った後に、宿泊していた家でお昼ご飯を用意してくれていたのでお腹がいっぱいでしたがお付き合いで食べました。もうお腹に入らないと思っていましたが、美味しかったので自分でも驚きましたがある程度食べることができました。この場所ではフランス語が通じないことが多かったので、お母さんや子供達ににカタコトのマンデン語やジェスチャーを行いコミュニケーションを図っていましたが、どの人もとても好意的に私を迎えてくれました。セネガルは友好的な人が多くて、本当に素敵な国です。 

お昼ご飯、2度目

お世話になったご家族